林 翔太郎
この大学2年の夏に、プリンストン大学のフットボールサマーキャンプに参加したことで、私はいろいろなことを学ぶことが出来た。これは私にとって初めての渡米であっただけに、その側面から得られることも多かった。
一つは、アメリカではこれほどまでにフットボールというものが愛されているということ。日本ではそこまでさかんとはいえないフットボールが、アメリカでは4大スポーツというだけあって、多くの人たちから愛されている。一緒に話をしてみても、一緒にプレーをしてみても、そういったことはひしひしと感じられる。本当にフットボールが好きで、本能的に動いているのであろうと思った。
次に、強い。強いというよりはうまいといった表現が適切かもしれない。私はRBの練習をメインとしながら、DB、WR、LBなど様々なポジション練習に交じったが、どのポジションにおいても大雑把。私が筑波大学で学んだものとは大きく異なり、WRのカットやDBのバックペダルなどにおいてはひどいとさえ思い、それでも褒めるコーチは選手にあめしか与えていないのではないかと不信の念にもかられた。しかし、7on7の結果を振り返ってみると、日本チームは6敗2分と一勝さえもあげることはできていなかった。相手は高校生であるし、こちらの方が基礎的な動きの方は勝っている。体格の違いはあるけれども、ヒットが無い分、こちらの方が有利ではないかと予想していたにもかかわらずこの結果。悔しいとしか言いようが無い。しかし、私はOLBに入っていて思ったのだが、彼らはゲームになると突然うまくなる。フットボールが何であるかを知っているような動きだし、ほいほいとパスが通る。もちろん私のように、ディフェンスがメインでは無い奴がやっているわけだから、パスが通ってしまうのも当たり前なのかもしれないが、日本のオフェンスに対する彼らのディフェンスも同じことが言えるだろう。
今回のキャンプで一番考えたことは、世界は広いなということ。だからこそもっと広い視野をもってこれから行動しなければならない。今私たちは9月の試合に向けて必死に練習しているが、頑張っているのは私たちだけではない。むしろまだまだぜんぜん努力が足りていない。今回初めて身をもって、監督が私たちに伝えようとしていた、「グローバルスタンダードになれ」という言葉が理解できた。
|