Topics2006
UNDER19 報告
UNDER19に選出
筑波大学EXCALIBURSから安井 梨恵(2年 TR)がNFL GLOBAL JUNIOR CHAMPIONSHIP UNDER19に選出されました!
1月22日から31日までミシガン州デトロイトで行われたNFL GJC U-19において、日本は5チーム中3位という結果をおさめました。
NFL GJC U-19の詳細→関東学生連盟・GJC
U-19 報告書
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安井 梨恵(TR 2年) |

関西組が大雪のため伊丹空港を出発できず、1日遅れでの現地合流となった。
アメリカに到着してからは、練習・ミーティングの繰り返しであった。到着2日目に行われたウェルカムバンケットでは、各国の選手・スタッフ・Hファミリーの方々と食事をし、各国代表によるスピーチを聞いた。日本のスピーチの「RICE OF POWER」という言葉で、会場を沸かし、つかみは完璧であった。その中で、過去の試合のハイライト映像が流され、そこでは日本がメキシコにボコボコにやられている映像が度々流れた。非常に悔しかったし、この時点で、日本は1番弱いと他国の選手には思われていたであろう。
今年のチームは能力に関しては例年になくレベルが高かった。
しかし一方では、国内練習時から挨拶が出来ない、言うこと聞かない、チームワークが見られない等問題が多くあり、手を焼いていた。アメリカに到着してからも、相変わらずといった感じであった。


現地での私たちトレーナーの仕事は、コンディションチェック・コンディショニング/トリートメント・テーピング・物品管理・選手教育・Grの仕事・タイムスケジュール管理等であった。チームがスムーズに機能できるように、シュミレーション・ミーティングなど見えないところでの仕事の重要性を現地についてから強く感じた。
1.25 FIRST ROUNDを向かえチームに変化が起こった。


この写真はシルバードームのグラウンド(左)とW-up場(右)である。
VSカナダ 0−7
日本チームはこのカナダを倒すために、アメリカに来た。初戦にして最強の敵である。体格も全然違っていたが、負ける気はしなかった。最高のコーチングスタッフの元で、それだけの準備はしてきたのだ。
カナダの選手がアップ場に遅れて入ってきた瞬間、選手たちの闘争心に火がついたようで、これまでとチームの雰囲気が変わった。
結果は、負けであった。本気で勝ちに挑んだ。悔しすぎる。勝てない相手ではなかった。
日本チームは、体格さを感じさせず、1対1の場面で負けてはいなかった。日本も世界相手に互角にやりあえる力は持っていると思った。
私は試合では、WATER BOYをしていた。TIME OUTで選手のハドルに入ったときに、本当の意味で「チーム」になったんだ。と感じ、本当に感動した。
当初はあんなにバラバラだったチームが、お互いがお互いを励ましあい、落ち着かせあい、信頼して今ここでひとつになっていた。
GAME DAYを迎え、最高のTEAM JAPANに仕上がった。
VSアメリカ 7−7
去年はボコボコにやられたアメリカに引き分けたが、引き分けで現地アメリカ人から"nice game""congratulation"などと言われすごく悔しかった。勝つためにアメリカまできたんだ、と。後少しのところで勝利を手にすることが出来た。試合後控え室で、森さんの悔し泣きをみて、本当に勝ちたい気持ちが溢れた。あのアメリカに引き分けて、やってやったと一瞬感じた自分が情けなかった。
VSドイツ 10−0
日本チーム初勝利!!!みんな本当によくやった。カナダ・アメリカ戦で感じた悔しさが、日本チームをさらにひとつにし、強くした。
VS メキシコ 0−14
私たちは4試合目、メキシコは3試合目。体力の消耗からみて、不利な戦いであった。
疲労もピークに差し掛かり、選手にとっては大一番。
FINALに進むために、絶対負けられないし、日本のプライドにかけて負けられない試合であった。先制され、選手がパニくっていた時に、いい言葉が見つからなかった。何とかしたかった。最後、JAPANのドライブでインターされ、タイマーが0:00になった瞬間、涙が溢れた。しかし、トレーナーが泣いて仕事が疎かになることはあってはならない。悔しい気持ちは心に持ちながら、冷静を保ち仕事をした。日本のFINALへの道を閉ざされた選手たちは脱力し、大泣きした。
順位決定戦で、なんとしてもメキシコを倒して絶対3位になる!という目標に向かって気持ちを切り替えた。
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1.26 この日、練習はなく、ミーティングとトリートメントを?行った。例年に比べ、怪我人も少なかったようであった。しかし、やはり体格・パワーが並外れた外国の選手とあたっていた為、みんな身体中痛んでいた。トリートメントの時間が長くとれたので、ケアが必要な選手に対してアプローチできた。今大会トレーナーに関していえば、ATCの方が2人・学生3人・現地の大学からお手伝いにきてくださった方1人の計6人で活動でき、マンパワーの点で人数が多く、分担をして仕事を出来たので良かった。これは私たちが10日間お世話になったSEAHOLM高校のTR'S ROOMである。(左)


そして、この日は時間に余裕があったので、SEAHOLM高校のグッズストアに行った。そこでは高校のグッズがたくさん売られていた。私は片言の英語ではあったが、値切ることに成功した。 アメリカの高校には必ずそういう店があると聞き、やっぱアメリカは施設設備など違うなと実感いた。トレーナーとポロシャツを購入した記念に店員さんの高校生と写真を撮ってもらった (右)。
1.29 順位決定戦
VSドイツ 10−0
初めての国家斉唱。フィールド中央に並び、国家が流れた瞬間は、全身の鳥肌が立ち身震いがした。このチームへの想いがこみあげ、試合前から涙目になってしまった。
TEAM JAPANの安定した戦いぶりであった。ラフな試合となったが、コーチのベンチコントロールにより冷静さを取り戻した。最高のコーチングスタッフに恵まれた日本は強かった。
VSメキシコ 8−7
今日、ここに勝たなければ意味がない。そう誰もが胸に想い臨んだ試合である。1Qでまさかの先制をされた。DBがカットしたパスが他のWRの手元に、というアンラッキーなTDであった。
落ち込むDにOが「俺らが採ったる!」「まかせろ」と言葉をかけていて、良いチームになったと実感した。2Q残り2minからの奇跡のドライブからTD+2Pコンバージョン、そして逆転勝利。チームのお互いが信じあってあのフィールドにいたからこそ出来たものである。TDプレーの前のタイムアウトでWATER BOYとしてフィールドに入り、私ははじめてハドルの中で選手に声をかけた。自分のチームでもした事がなかったが、自然と言葉がでたのだ。
サイドラインに戻り、選手もコーチもトレーナーも1列に並び、手をつなぎ、みんなで祈り、パワーを送った。TDが決まりみんなで抱き合った。本当に全員の心を感じた瞬間だった。2Pも決まり、日本逆転!1年生ながら、あの状況で本当に良くやったと、よく頑張ったと素直に思った。
残り50secから涙がとまらなかった。最後はJAPANのインターで試合終了。
奇跡の逆転勝利だった。
選手・コーチ・スタッフが本当に1つになれた最高のTEAMだと感じた。
人生の中でこれほどまでに、嬉し涙を流したことはないし、こんなに感動して喜んだことはない。このチームの一員として居られることへの誇りがこみ上げた。
みんなで悔し涙を流し、笑い、嬉し涙を流し、叫び、抱き合った。一生懸命やった人というのは、得るものも多いし、輝いている。
このチームは本当に最高のチームでした。私はこのチームが大好きで。このチームで活動し、得たものや、した経験は一生の宝です。
勝利の瞬間の選手たち(右)



トレーナーとして自分の弱点・改善すべき点を発見できた。 悩み・苦しみ・泣いたこともあった。正直、アメリカに着いてからも数日間は、帰りたい・・・などと思ったこともあった。 しかし、全ての経験は自分の成長につながった。筑波の中に留まっていたのでは見えなかった事実が見えたし、ATCの方々や、他大学の学生トレーナーの方から学ぶものが多かった。U19を通じて再確認したことは、私はやはりトレーナーという仕事が大好きだということだった。 外の空気に触れ、筑波の良さも悪さも実感することが出来た。中にずっといたのでは分からなかったことがこの2ヶ月間の経験で、どんどん見えてきた。この新鮮な気持ちを忘れないようにし、今後はこの経験を生かして"チームの勝利のために何をすべきか"を第一に考えて活動していきたいと思う。

最後に
U19のコーチ・スタッフ・選手・連盟関係者の皆さん
今回参加することを勧めてくださった松元監督・大河原さん
練習があるのに参加させてくれたトレーナーチームのみんなならびにEXCALIBURSのみんな
精神的・金銭面で多大な援助をしてくれた両親
に心から感謝いたします。
2006.2.13
筑波大学アメリカンフットボール部
学生トレーナー
安井 梨恵